やりたいこととできること｜ PLAZA SELECT GROUP RECRUIT｜プラザセレクトグループ採用サイト

こんにちは。
プラザセレクトグループ代表の三谷浩之です。

「やりたいことが見つからない」という声を耳にします。この「やりたいこと」についてですが実はやりたいことがある人など現実は少ないと私は思います。さらに自分にはやりたいことがないという人は、やりたいことが明確にないことをあまり良くないことのように思っている場合が多い印象です。もしそのようにネガティブな感情を持っているならそれは完全な勘違いです。上述したように現実は本当にやりたいことを邁進してやってる人などほぼいないのですからあなたが普通です。

この世の多くの人は「できること」をやっています。誤解を恐れず言えばこの「できること」はその人の「やりたいこと」ではない場合が多いかもしれません。できることは今やれることとも言えます。毎日の生活ではそれをやるしかないからやっているだけという人もいるでしょう。しかしこの「できることをやっている毎日」を目的を持って一生懸命やるかどうかが人生に大きな違いが出ると思っています。

例えば生まれてから外の世界を知らず部屋の中だけで生活している人がいるとしましょう。家の中でひたすら裁縫をし続けることを命じられそれに疑問も持たずやり続けています。それをしっかりやっていれば三食ご飯が出てきて安全に生活できます。これはこれでいいやという気分にもなるでしょう。このような人がやりたいことを見つけられるでしょうか。私はきっと無理だと思います。なぜならばその人はその部屋の外には無限の世界が広がり、ご飯を食べるためにやる作業が裁縫以外にもあるということを知らないからです。

やりたいことを見つけたいならば、まず今の生活より広い世界を知るためにいろいろな体験をして、多くの人と接することが大切です。その中で自分が好きなもの嫌いなものを見つけ、得意不得意を認知し、人の言葉や生きざまに刺激を受け良くも悪くもいろんな感情を感じることが必要でしょう。そのような集大成としてやりたいことが見つかると私は思います。やりたいことが見つかっていない人は、その人にとってのやりたいことを見つけられるだけの世界が広がっていないのだと思います。この世界の意味とは物理的な距離の広さだけではありません。今まで気にも留めなかった身近なことに興味を持ったり、会話量を増やしたり、本や映画などと接することなどの世界観の広さです。

偶然にも生まれながらの才能があり、それをやっていたらとても楽しいという人もいるでしょう。そういう人はやりたいこととできることが一致していて幸せなのかもしれません。でもほとんどの人の場合は上述したようにできることをただ繰り返しやる生活を送っていることが多いでしょう。その生活の中でできることを増やし、やれることを一生懸命やり、多くの人と出会いさらに世界を知る。そんな体験を数多くして自分を高めることで視座が高くなり、その結果「これがやりたい」と思うことに出会えるのではないでしょうか。だからこそ今できることを一生懸命して目的を持ってやることが大事です。不幸にもやりたいと思ったことを見つけやってみたものの、困難に当たり諦めたり、環境の問題で続けられない時もあるかもしれません。そんな時でも今できることをひたすらやるしかないのです。

やりたいことが見つからない、やりたいことなんてない、と漠然と思って生きていてもやりたいことは目の前に現れません。それを見つけるには日々の自分との向き合い方、何かを見つけようとする努力が必要なのです。やりたいことができてそれに邁進する人生は充実しますからやりたいことを見つけることは素晴らしいことです。と言いつつも逆説的になりますが実はやりたいことがなくても楽しく生きていけるという現実もあるということも付け加えておきます。どちらを選んでも楽しく人生を送ることが一番です。