こんにちは。
プラザセレクトグループ代表の三谷浩之です。

夢や目標、事の大小は関係なくこうなりたいという願望がある人と話した時、前向きな発言をしているにもかかわらず感じてしまうことがあります。それは、この人はうまくいくだろうなぁと思う人と来年も同じことを言ってそうな気がすると思う人がいるということ。どんどん成長して何かを実現している人とずっと停滞してる人で物の見方や考え方に大きな違いを感じます。これは私自身にも当てはまり、この事柄は実現していくだろうけど、これは来年もまた言ってるような気がすると、自分の頭の中では仕分けされていることがあります。

ではこの違いは何か。私なりの答えがあります。それは目的の明確化の違いです。「こういうことがしたくてこれをしている」「資格を取ろうと思っている」「この成果を出したい」このような発言を聞いた時に少し深掘りした質問をすると、その場しのぎの一貫性がない答えが返ってきたり、覚悟が感じられないなと思うことがあります。

言ったことに対して結果を出している人は、先に述べた目的の明確化ができている人が多いです。簡単な事例として「ダイエットしたいです」と言っている人が結局できない。これはダイエットという目標があってもそれにより何を得たいかという目的が明確ではないからです。達成のために注力できてなかったり、実はそうは言っていてもそもそもダイエットしたい訳ではない時もあります。ダイエットによって何を得たいかということがふわついているのです。体重を減らしたいのか、自己肯定感を上げたいのか、意中の人の好みになりたいのか、健康のためか、思いつくだけでも想像でいろいろ目的が出てきますが、この内容次第でやることは全く違ってきます。

「資格取得したいです」も同様。知識はどうあれ資格さえ取れればいいのか、その知識自体を学びたいのか、給料を増やしたいのか、認めてもらいたいのか。それを成した後に何を得たいかが全く違います。これは極端に言うと、その目的のためならそれをしなくて良くない?ということもあり得るし、これだけは外したらダメだろということもあります。しかしうまくいかない人に限って、外したらダメなことから目を背け、それは核ではないということに時間を使います。私の経験では往々にして外したらダメな事には苦労がつきまとい、核では無い事は容易であることが多い傾向があるので、うまくいかない人はやっている気になるという目的のためにそれをやっているのかもしれません。はっきり言ってそれでは最初の目標は達成できず来年も同じことを言っているでしょう。

一口にこれをやりたいと思ってる、これが夢ですと言っても、その基礎となる目的が明確でない人の行動や発言は傍から見ればチグハグに聞こえ、結果もあまり良いものにはなっていないことが多いと思います。

最も得たいのものが何で、そこに向かっている最中に副産物として得られればいいなと思っていることは何か?それを明確にすべきです。そうなったらラッキーは副産物、必ず自分の意思で取りに行くのが目的。これが夢や目標の根元にある目的の明確化の差です。

自分のやっていることを見直せば、力を入れるところや時間を使うところがどこなのかに改めて気づくでしょう。そこを明確にした方が楽しく効率的にできたりして、成果も掴みやすいのではないかと思います。


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