こんにちは。プラザセレクトグループ代表の三谷浩之です。
年末になると「来年はこれをやろう」と目標を立てる人が多いと思います。
読書をしよう、勉強を習慣にしよう、早寝早起きをしよう…そのどれもが素晴らしいことです。でも、やることを足し続けるだけでは、きっと時間が足りなくなる。
私もこれまで、たくさんのことを試してきました。
いいと聞けば取り入れる、他社の成功例を研究する──
いわゆる“ベストプラクティス”を集めて、自分のスタイルに合うよう調整してきました。
けれど、すべてをこなすことはできません。
「これはいい」というものをすべて取り入れれば、それが積みあがり物理的な時間が足りなくなって逆に生産性が落ちます。頑張っているはずなのに成果が出にくいとき、それは「やること」が多すぎることが原因かもしれません。
最近、改めて感じているのが“やらないこと”を決める大切さです。
例えば当社では、かつて接客時にホスピタリティを高めようと、お茶、ジュース、コーヒー、お子様用の飲み物など、あらゆるドリンクを揃えていました。陶器の器でお出しするこだわりもありました。
でも、それが逆に買い出しや在庫管理、洗い物といったオペレーションの負担になっていたのです。小さな“いいこと”の積み重ねが、スタッフの時間を奪い、大事な仕事や接客の集中力を削いでいました。
そこで私たちはペットボトルで提供し、紙コップに変え、選択肢も絞るという方向転換をしました。結果、お客様から「むしろ持ち帰れて便利」「気を遣わなくていい」という声もいただけました。
「やってあげたほうがいい」と思っていたことが、実はいらなかった。
もっと言えば、「やったほうがいい」と信じていたことでも、実は成果にはあまり差が出ない。そんなこともあるのです。
中途半端に減らすと、その事実が見えにくい。けれど思い切って“完全にやめてみる”と、それが本当に必要だったかどうかがハッキリする。もし、やめたことで問題が起きたときは、それが「必要だった」と証明されただけの話。そのときはまたやればいいし、もっと合理的で効率的な形にアップデートする機会にもなります。
やめるのは始めるより難しい。
特に「今まで一生懸命やってきたこと」ほどやめにくい。でも、それを選び取っていくことで、本当に大事なことに時間も意識も注げるようになります。
これは年末年始にこそ、ゆっくりとした時間の中で考えるべきテーマではないかと思っています。
来年こそ、なにかを始めようと思っている人も多いはずです。
でもその前に、「これはもうやらない」と決めてみる。
1つでもいいので何かを削ることで、本当に大事なものが浮かび上がる感覚があると思います。
「やることを決める」より、「やらないことを決める」
これが結果的に、自分にとっても会社にとっても周りの人にとっても、一番大事なことを大事にできる方法かもしれません。
2025年の締めくくりに、そんなことを考えてみてはいかがかと思います。
末筆になりましたが、当社をお選びになっていただいたお客様、お力を貸してくださったビジネスパートナーのみなさま、本年も本当にありがとうございました。
みなさまのおかげで当社もさらに学び進化することができた1年となりました。
2026年もよろしくお願いいたします。

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