こんにちは。
プラザセレクト代表の三谷です。
今回のテーマはビジネスにおける考え方です。
私が思うに、、、
『仕事においてすべての業務で率は大事、そして数も大事。
率と数の両睨みができてこそバランスがとれている形であり、そうあるようにすべき。
が、しかしその両方を高次元に維持することができる人はまれな才覚の持ち主。
ならばどちらを優先するか?
私の結論は、 「極論だが率なんかどうでもいい。数が優先!!」』
野球に例えましょう。
1試合に打席に立てる数はだいたい4打席くらい。
ルールで最初から打席に立てる回数が決まっています。だからこそ、3割バッターは評価される。
決められた打席数の制限の中でどれだけヒットや本塁打が打てるかがその打者の力だから。
ゴルフも18ホールと決まっているし、テニスもゲーム数は決まっています。
その制限がある中という前提があれば、ナイスショットが出る率は大事な要素となります。
一方、我々が身を置くビジネスはどうでしょう?
スポーツと違って、制限はそれほどありません。
例①
A:この道30年のベテラン設計士が図面をかく。
法的知識も設計セオリーもあらゆることを知っているので業務効率は良い。
就業時間内に図面を書き終えて17:00に会社を出て帰宅。
B:入社2年目の設計士が図面をかく。
知識と経験が少ないから、事あるごとにいろんなところに問い合わせたり自分で調べながらすすめる。
一本の線をひくにもあーでもないこーでもないと試行錯誤。当然遅い。効率は悪い。
一生懸命時間と労力をかけて徹夜してかきあげる。
ランナーズハイ状態の彼は、図面を1つだけではなく、他の業務で必要になる図面も一緒にかきあげた。
翌朝、上司の机に3つの図面が提出されている。
1つはベテラン設計士。2つは入社2年の新米設計士。
業務の完成物だけを見た時にあなたが上司ならどちらを評価しますか?
私の答えは、新米設計士です。
定時に終えたベテランは仕事を1つ終わらせた。
徹夜した新米は時間は膨大にかかっているが2つ終わらせた。
今日が始まった今この瞬間に成果物の差が目の前にある。
仕事が1つ終わった人と2つ終わっている人という差。
例②
A:10回接客して2回契約をいただく若手営業マン よって契約率20%
B:10回接客して10回契約をいただくベテラン天才営業マン よって契約率100%
これなら当然Bを評価します。しかしここには大前提が生まれます。
接客するためにお客様を創造しないといけないという前提。仮に設定してみます。
(前提条件)ポスティングを100枚したら1人ご来場していただけて接客できる。
A:半べそかきながら1000枚をポスティング。
そのおかげでご来場10組。
実力がないので契約率20%ですが、2組ご契約!
B:そんな地道な面倒なことはできるか、俺は接客さえできれば契約なんて簡単だぜと思いながら、
適当にポスティング100枚。さっさと帰って寝てしまう。だからご来場は1組。
よって契約率100%の天才営業マンは1組のご契約!
私は、Aを評価します。
月末をしめた時に、まぎれもない事実としてAは契約数2件、Bは契約数1件という結果数字があるからです。
ビジネスは自分の努力次第で何回でも打席に立てるという点が多くのスポーツと違うところでしょう。
打席に立つ回数を自分で決めることができるのです。
何時間かかろうが、何回失敗しようが、結果が出るまでバットを振り続けたものが勝者です。
打席に立たないとヒットは出ません。
打席に立ってとにかくバットをふらないとヒットは出ないのです。
三振を恐れてはいけない。
打席に立つことをあきらめてはいけない。
バッターボックスまで行くのは自分の意思と自分の歩みです。
率より数が大事なのです。
最後に結果として残るのは数なのです。
絶対に諦めない!
不撓不屈の闘志で挑戦し続ける!!
大事なことだと私は思います。