こんにちは。
プラザセレクトグループ代表の三谷です。
何かを形にするってとても難しいですね。私も会社を興したのでそれはとても強く感じていることで、同時にそれが最も大事なことだと認識しています。最初は何もないですから小さくても一つずつ形にしていかなければ自分がやりたいことは何もできないのです。まずは自分がやりたいことをするためのステージを自分で作らないといけません。このステップが正直しんどい。会社が軌道にのっても新しく何かをしようとすれば次々とこのステップが現れます。今もなおこのループを繰り返していますが、これに挑戦しているからこそ自分らしく、完璧とは言わずとも自分にとって良い環境を生み出し続けれらているのだと思います。
だから事業をする上では構想を形にすることが絶対条件。そしてそれは個人の人生でも同じことだと思います。「こんなことしたいな」「あれがこうだったらいいな」「こうだったらこんなことできるのに」そんなことを言っていても状況は変わりません。思っている「それ」が必要で「それ」があれば環境がよくなって「それ」があれば力が発揮できるのならば、「それ」をまず作りましょう。冒頭で私が言った自分のやりたいことをするステージですね。誰かが良い環境を与えてくれるわけではありません。残念ながら誰かが自分のためにステージを作ってお膳立てをしてくれることはまずないのです。正直なところみんな自分のことで精一杯です。だから誰かが何かをやってくれるのを待ってもまず実現しないでしょう。それにその人がその人のためにやっているから自分に完全にはまるかどうかも疑問です。だから自分でやったほうが早い!
普通の会社であれば最低限の環境を用意してくれているでしょう。社屋があったり、机や椅子があったり、商品があったり。でもそれだって創業者や先輩たちが何もそこに存在していなかったところから創り出してきたものです。たまたま誰かが先に頑張って形にしてくれたステージの上に自分がのっかってるだけです。それは完璧なものではありません。そもそも完璧など存在しないのだから。だからその既存のステージを自分のためのステージ作りの土台として使って、自分がもっと輝けるように「それ」をブラッシュアップして自分なりの形に変化させればいい。その自分のために形にしたステージがまた次の世代の土台になるのです。これは会社だけでなく家族や個人も同じです。先祖から受け継がれた血があるからこそ家族や個人もあるのですから。自分の代を自分で良い人生にして次世代に託す。大きな目で見ればそれの繰り返しで世界は、人類は、技術は、成長進化しました。会社も家族も個人もその大きな流れの中の一部分です。だからその一部分がよくなれば自分に直接的に関係する毎日は当然のことながら、その積み重ねで周囲やひいては世界も未来もよくなります。
こうすれば、こうだったら、という構想は頭の中にあるだけでは何の意味もありません。形にするのは難しいのです。逆にリスクを冒さず安全地帯で評論するのは簡単。みなさんもあるでしょう、簡単そうに見えたこともいざ自分がやったら難しくてできなかったこと。小さい頃、縄跳び、鉄棒、リコーダー、サッカー、人によって違うと思いますが「そんなん簡単やー」からの「あれ?意外とむずいな」という経験。そう、形にするのはむずいのです。だから挑戦が必要なのです。だからこそそれが形になった時に嬉しいし感動するし自分にとっての良い環境を手に入れられるのです。それがそれに関わって汗を流した人だけが感じられる特権です。
ビジネスの世界で言えば我々は評論家ではなく実務家です。「こんな家がこんな価格であったらいいのにな」を実現することが実務家の使命。実務としてそれを形にしてお客様に喜んでもらうということを形にしなければなりません。「俺たちこんないい家作れるぞ!」と言う構想や評論だけでは誰も買ってくれないし幸せにはできません。
大きなことでなくてもいいのでまずは自分の周りから。ゼロではなくせっかく土台があるのだからそれをうまく利用して自分らしいステージを創りましょう。そしてそれぞれの構想を形にする行動の総和が、会社や家族などという所属する集合体にも良い影響を与えていくでしょう。ちょっとむずい時もあるし、失敗する時もあるかもしれないけど、きっと自分も周りも未来も幸せになると思います。
我々は構想を形にする会社であり続けます。