こんにちは。
プラザセレクトグループ代表の三谷浩之です。

プラザセレクトを創業して8年目となりました。創業から主力商品の住宅リラクスの販売が好調、社内も合理化を推進していくことで高い生産性と高収益企業として評価されるだけの成長ができました。この7年間の歳月で商品ブラッシュアップも進み、リリースした頃の初期リラクスと最近建築したリラクスでは洗練度も高まっています。最近のリラクスはコストパフォーマンスはさることながらオシャレさも際立つ住宅となってきました。

作り手側の我々としても建てるたびにもっとこうしよう、これがあったほうがかっこいい、などと毎回商品改善を繰り返してきたことでどんどん目が肥えてきました。そして挑戦する社風がさらにそれを後押ししてさらに新たな改良が加えられてきています。ここで経営者として商品について違った目線から疑問を持ちます。商品を改善してさらによい商品へとブラッシュアップしていくという過程はとても素晴らしいことです。ただ重要なことは当初リラクスという住宅を創造した時の根っこの部分のコンセプトに対して今やっている改良がずれていっていないかのチェックが必要なのではないか、という点です。我々には「このような人に最大限喜んでもらいたい」というお客様層があり、その層のお客様ならば最大限喜んでいただける住宅を作ることがリラクス誕生の根っこです。まだまだ小さい会社の我々には全ての人を満足させる力はありません。だからこそ「ここに集中」というポイントを決めて商品作りをしていたのです。

現実的に少しずつ少しずつ改善を繰り返すことで商品はどんどん良くなりました。その「少しずつ」が結構な曲者です。少しずつが故に一目で気づかないこともあります。1回目の「少しの改良」はほぼ変わっていなくてもそれが100回、200回と重なれば最初の物とは全く違うものになります。それは気づかぬままに当初の商品コンセプトとはかけ離れたものになる危険性もはらみます。

今我々の主力商品のリラクスがそうなっているわけではないですが、商品の改良をする上でこの視点は重要であろうと経営者となり7年を経験した最近強く思うことです。我々の商品がどのような人に、どんな価値を提供し、どのように喜んでいただくか。そのためにその商品の特徴はどうであるべきなのか、それをぶらさないように商品を改善していかなくてはいけません。そのためにも改良のたびに当初一番喜んでもらいたかった層のお客様にとって本当によい物かどうかの検証が毎回必要となります。今ここにある物質の商品だけを見ればとてもよい商品だと自分達が感じている。それだけではお客様目線ではなく作り手側のエゴです。「よい」の定義は人によって違います。だからこそ「こういう人ならよいと思うだろう」という仮説をぶらさずに商品を作っていかないと自分達のエゴの「よい」ができあがり、お客様はそれほどそこに価値を感じないという可能性も出ます。作り手のこちらは自分たちのこだわり、やりたいことを商品を通して実現し、よい商品ができたと満足していますが、その「よい」と呼ばれている商品とは一体何なのか?というポイントをぶらしてはいけません。

小学生にとってのよい商品と大人にとってよい商品は違います。会社員にとってのよい商品と経営者にとってよい商品は違います。北国に住んでいる人と暑い南の国に住んでいる人ではよい商品の基準が違うでしょう。このようにお客様層によってよい商品の定義は変わってきます。自分たちのこだわりよりもお客様のこだわりが何かを学ぶこと、こだわる場所を間違えずにお客様の暮らしや生活に必要とされる商品を作らなければなりません。

そしてもう一つの視点。それは今のような変化が激しい時代だと、もしかしたら自分たちが商品を改良しなくとも、環境や経済状況などの外部環境でよいと思われる商品が自動的に変化する可能性もあります。ビジネスとはお客様の生活の上に成り立っているものです。作る立場から使う立場や買う立場で物事を見ること。お客さまの暮らしにこだわること。こだわりのポイントをお客様の視点で見た時にそれがどう見えているのかを常に自問自答しなければいけません。自分たちが喜んでもらいたい層のお客様が「よい」と感じていただける品質と価格の商品を作ることがブレずにできているのか?

改めて自社を見直してみます。


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