誰をバスに乗せるか｜ PLAZA SELECT GROUP RECRUIT｜プラザセレクトグループ採用サイト

こんにちは。
プラザセレクトグループ代表の三谷浩之です。

2022年も終わりに近づき2023年1月末でプラザセレクトグループも8期目が終わります。年の瀬となる最近、頭では理解していたつもりがやっと「やはりそうか」と朧げながら腑に落ちてきつつあることがあります。それが「誰をバスに乗せるか」です。20代に読んだ本で当時の私では難し過ぎて理解できなかった有名なビジネス書『ビジョナリーカンパニー②』に記されているのがこの「誰をバスに乗せるか」です。年齢を重ね経験が増えてからも何度か読み返し今さらに理解度が増してきています。

そもそも私が起業し実現を目指している構想が生活総合支援企業を創ること。また当社の理念の一節にある「お客様と社員の物心両面の豊かさを追求」が私の経営の目指すべきところ。この実現に対し強い目的意識で会社を興したかと言えば、実は創業の準備段階では今ほど明確であったわけではありません。それらが完全に明確になったのは仲間が集まり会社ができたほぼ直前。それまでは朧げにこんなことできたらいいなくらいの感じだったと記憶しています。私が会社を創ると言った時についてきてくれた当初の仲間がいなかったらきっとこの形で会社をやっていなかったかもしれません。どうであれ起業はしていたでしょうが一人社長とか違う組織の作り方になっていた可能性はあります。その時の仲間がいたからこそ今の形ができたことは事実。そしてその後に共感して入社してくれた人たちのおかげで諦めることなくさらに前に進みました。とてもありがたいことです。

ビジョナリーカンパニー②の「誰をバスに乗せるか」に話を戻します。
【書籍から引用】
『偉大な企業への飛躍をもたらした経営者は、まずはじめにバスの目的地を決め、つぎに目的地までの旅をともにする人びとをバスに乗せる方法をとったわけではない。まずはじめに、適切な人をバスに乗せ、不適切な人をバスから降ろし、その後にどこに向かうべきかを決めている。要するに、こう言ったのである。「このバスでどこに行くべきかは分からない。しかし、分かっていることもある。適切な人がバスに乗り、適切な人がそれぞれふさわしい席につき、不適切な人がバスから降りれば、素晴らしい場所に行く方法を決められるはずだ」』

【書籍から一部抜粋】
飛躍を導いた指導者は、三つの単純な真実を理解している。
第一に、「何をすべきか」ではなく「だれを選ぶか」からはじめれば、環境の変化に適応しやすくなる。
～中略～人びとがバスに乗ったのは同乗者が気に入ったからであれば、行く先を変えるのははるかに簡単だ。「このバスに乗ったのは、素晴らしい人たちが乗っているからだ。行く先を変える方がうまくいくんだったら、そうしよう」。

第二に、適切な人たちがバスに乗っているのであれば、動機付けの問題や管理の問題はほぼなくなる。適切な人材なら厳しく管理する必要はないし、やる気を引き出す必要もない。最高の実績を生み出そうとし、偉大なものを築き上げる動きにくわわろうとする意欲を各人がもっている。

第三に、不適切な人たちばかりであれば、正しい方向が分かり、正しい方針が分かっても、偉大な企業にはなれない。偉大な人材が揃っていなければ、偉大なビジョンがあっても意味はない。

【抜粋は「ビジョナリーカンパニー２」ジム・コリンズ著/山岡洋一訳/日経BP社】

まさに今自分に起きていることが預言書のようにすでに記されていました。私の理念や構想も上述したように「人→目的」の順番でできています。今も目指すべきところは変わっていませんがそのアプローチ方法は変わっています。この8年でも社員の進言で立ち上げた事業もあれば、業務改善がされたことも多数。仲間入りしてくれた今の社員がいないと実現できていなかったことは数多し。まさに「誰をバスに乗せるか」で企業の成長は大きく変わります。

何をやるかより誰とやるかの方が重要。それに私もそっちの方が楽しい。

まだ明確さが欠けていますが「素直で前向きな人」「行動できる人」「自分の弱さを認めそれを強さに変えられる人」「何事も楽しめる人」「人を思いやれる人」の5つ。正社員もパート社員も今当社にいる人を見渡し言葉にするとこれらに集約していくように私は思います。私もそんな人たちが好きです。私含め全て完璧は無理だしかなり凸凹あるメンバーです（笑）ただ現実に傾向としてこのような人たちが今私を大いに支えてくれている社員であり、その人たちがこのバスに乗ってくれてよかったと感謝しています。

という社員への感謝と学びの大切さが骨身に染みて2022年の締めくくりにします。本年もありがとうございました。2023年も偉大な企業への飛躍を目指し日々楽しんでいきます！