こんにちは。
プラザセレクト代表の三谷浩之です。

当社では定期的に振り返りをする時間を作っています。四半期ごとには振り返り会議という会議を半日かけて行い、業務の棚卸や慢性的になっている作業に対して必要か必要でないかのジャッジを行い、必要ないならやめる、必要ならもっと早く正確にできる改善がないかを全社員で話し合います。そうやって生産性をあげて、いつもやっているからという惰性的な作業を極限まで減らし、成果が出ることに時間を使うことを会社としての方針としています。そんな社風の中で最近さらに強く社員に投げかけている課題というか考え方があるので今回のノートにはその話を。

振り返りの時間をとることは会社でも個人でも大切だと思います。ダメだったとかうまくできなかったというマイナスのことにとらわれるのではなく、良かったことも悪かったことも事実を受け止め、良かったならなぜうまくいったのか、次もっとよくなるにはどうすればいいかを考え、悪かったなら次同じ過ちを繰り返さないためにはどうすればよいかの改善を図ることは非常に大切なことです。これの繰り返しが成長に繋がったり、自信に繋がったりすると私は思います。

という考えのもと特に今社内でトレンドとなっているワードが「自立」です。
「自立」は、指示を受けてから動くのではなく、自らの意思で今よりもっと良くなるためにどうすればよいかの問題や課題を発見して、それを解決するまでの仮説を立て、計画しやってみて、その結果に対して自らで振り返りを行い次に繋げる。この一連の流れを個人単位でもやろうということ。
どの組織でもなんとなく組織の方針や上司の指示があることが当たり前になって徐々に指示待ち人間が増えます。当社の場合はもともと創業間もないということもありベンチャー気質の自立型人間が多いのでそこまでではないですがそれでも徐々にそうなってしまいます。というかそうなるのが普通です。しかしその普通に抗い私は自立型人間を育てたいと考えています。

自立型人間への成長はその本人自身の人生をよくするでしょうし、会社に依存しない生き方ができると思っているからです。当社は「他社で飯が食える人材になれ」という方針を持っています。いつでもどこでも、もし当社を辞めても、もしかして当社が突然倒産したとしても社員達は自分の力でやっていける、そんな人財を私は育てたいのです。
もしかしたら「そんなことを方針にしたら優秀な人が辞めてしまう」と思う方もいるかもしれません。実際にこの考えを外で話せばそう言われたこともあります。しかし私はこうも思っています。

「他社でもやっていける、スカウトもバンバン来る、独立してやっていく実力もある、そんな社員を育てると同時にその社員達がそれでもプラザセレクトがいいと、ここにいたいと思ってくれる会社を創ろう」と。

これは創業時からの私の思想です。そしてそれが会社を創っていく最終責任を負っている経営者の最も重要な仕事であると思っています。端的に言えばプラザセレクトにいてくれている社員はプラザセレクトを通して社会に役立ち、私よりも壮大な未来を描きプラザセレクトの枠では収まりきらない人は飛び出して社会に良い影響を与えればよいということです。そうやって良い影響で社会との接点が増えれば、それは社会にとってもよいことですしそこにプラザセレクトの価値があったと思います。

そうやって誰かのために未来を変える優秀な人材を育てることは、本業でお客様に喜んでもらい、会社を成長させて、利益を出し納税するという本来の事業活動と同等以上の価値があると私は信じています。

そんなことをかっこつけて言いながらも「社員のみんなにはずっと一緒にいてほしいなぁ」と本当は思ったりなんかして。。
まだまだ未熟ながらそんなことを考えて経営をしている今日この頃です。
社員のみんな、キーワードは「自立」だ!!